Telmina's Diary X

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日本でもX→Bluesky移住をさらに加速させなければならない・2025

 この土日は、ほとんど、来月公開予定のアドベントカレンダー向けのコンテンツ制作で終わってしまいました。

 どうにかして、次の土日までには終わらせたいです。

 それでは本題。

 昨年同日、自分は旧ブログにこんなことを書いておりました。

 資産家による買収の後、すっかり風紀の悪化してしまった「X」(旧Twitter)、今ではログインしないと投稿も見ることができなくなってしまい、情報インフラとしての役目はとっくに終わっているのですが、日本語圏では未だにそれに気づいていない人が多すぎて嘆かわしいくらいです。それも、ある程度ITに明るそうな団体や個人に至るまで。

 以前、まだ「Twitter」と呼ばれていた当時は、非公開設定にしていないアカウントの発言であれば、非ログイン状態でも閲覧できたので、情報インフラとしては極めて有用だったのですけどね…。

 上記の記事では、「Bluesky 公式アカウント移行まとめ」というサイトについて言及しています。

 当該サイトの中で、X(旧Twitter)で展開されている企業や著名人等の公式アカウントのBlueskyへの移行状況について掲載されていますが、いまだに「X」依存から脱却できない個人や団体があまりにも多すぎるせいか、1年経った今でも「X」からBlueskyの移行は順調に進んでいるとはとてもではありませんが言えない状況です。

 ちなみに私・テルミナ™も、「X」上ではほとんど発言をしなくなったものの、一部サービスでいまだに「X」へのログインが必要なところがあるために、完全に離れることができていない状況です。冒頭で述べたアドベントカレンダーのサイト「Adventar」なんてもろにそうです。あそこのように「X」でログインした情報をほかの手段でログインしたアカウントに引き継げない作りとなっているサービスでは、「X」から退会したり「X」のアカウントを凍結されたりしたら、利用継続できなくなってしまいます。そうなっても困らないように救済措置が欲しいところなのですが…。


 なお、現在私が実質的に参加しているSNSは、分散型SNS「Mastodon」とBlueskyに絞られます。それ以外にもアカウント登録をしているところはいくつかあるのですが、すべて放棄しています。

 去年自分はこんなことを書きましたが、1年経った今でも全く同意見です。

 ひどく個人的に言えば、企業等の公式サイトにはBlueskyよりもむしろMastodonに来てほしいと思うのですけどね。ただ、分散型SNS、特にMastodonでは、そもそもTwitterの問題点を克服するという設計思想の関係で、宣伝や告知にはあまり向かない作りになっていて、特に検索機能は意図的に貧弱になっています。実際に、Mastodon黎明期に日本企業のいくつかもMastodonに参加し始めたものの、大半は長続きせずに撤退しています。

 ですので、「ポスト・Twitter」の新興SNSの中ではユーザインターフェースが極めてTwitterに近く、かつ(少なくとも現時点では)運営思想もTwitterの問題点を可能な限り潰そうとしているBlueskyが、企業等の公式サイトがこれから参加するプラットフォームとしてはベストに近いのではないかと思います。

 一部界隈では、Blueskyを「左派SNS」と呼ぶ向きもあるようです。日本ではどういうわけか左派思想は嫌われるようで、もしかしたらそれも日本語圏におけるBluesky移行にブレーキを掛けているのかもしれません(その割に護憲野党各党の議員の移行率も低いのはどういうことか…)。

 しかし、先述したように既に情報インフラとしての機能を失っている「X」にいつまでもしがみつく理由はもはやありません。まだまだ「X」のユーザー数は多いかもしれませんが、ログインしなければ使い物にならないサービスでしか重要な情報を流さないところは、いったいどこを向いて発言しているのでしょうか? 「X」のアカウントを持っていない人、かつては持っていたが凍結されてしまった人、持っていても諸事情で多用したくない人を切り捨てていることになります。ひどいケースでは、公式サイトがありながらそこに全く重要な情報を書かず、「X」でしか情報公開しないところすらあります。商売やる気あるのかな?

 もしどうしても「X」から離れたくないというのであれば、せめて、「X」で流している情報と同等以上の情報を、公式サイトやほかのSNSでも流すべきなのです。

 まあ、かくいう私もMastodonに偏重しているので、似たようなものと言えなくもないのですが、少なくともMastodonでは、発言者が公開範囲を最大にした発言の場合、非ログインユーザでも読むことは可能です。

 また、Blueskyでは、アカウントごとに、非ログインユーザでも発言内容を読めるようにするか否かについて設定可能です。私は、2つあるアカウントの片方を非ログインユーザでも読めるようにしていて、そちらを実質的なメイン・アカウントとしています。

 誰でも読むことができて、言論の自由も担保されたところでこそ、情報を公開すべきだと思います。

Telmina.net

This image is created by Stable Diffusion web UI.

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